エッセイ– category –
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北海道は海浜から「所有化」された—明治初年開拓使土地政策とアイヌ民族—
瀧澤 正 たきざわ・ただし 1943年、北海道岩内町生まれ。山形大学文理学部卒業後、北海道で高校教員となる。2009年、北海道大学大学院文学研究科歴史地域文化学後期博士課程(日本史学)単位取得退学。博士(文学)。構成作品に『おれのウチャシクマ あ... -
1643年の干しサケ
吉田浩正 ジャーナリスト 先住権としてサケ捕獲を認めるよう訴えているラポロアイヌネイションのアシリチェプノミ(新しいサケを迎える儀式)が行われた十勝太(とかちぶと)のことはずっと気になっていた。地名を聞いたり通り過ぎたりしただけで、過去の... -
文献紹介 北海道廳殖民部『北海道殖民状況報文』
平田剛士 フリーランス記者 北見国 日高国 釧路国 根室国 十勝国 明治2年8月15日(西暦に直すと1869年9月20日)、日本政府は、それまで「蝦夷地(えぞち)」「北蝦夷地(きたえぞち)」と呼んでいた地域に、新しく「北海道(ほっかいどう)」「樺太州... -
私たちに求められる「同意形成」とは?
2022年4月4日の非公開勉強会での話題提供から。構成・平田剛士 上村英明 市民外交センター 私たちのグループは、「森・川・海のアイヌ先住権研究プロジェクト」を名乗っています。いま、国際的にも国内的にも、研究者による研究行為、とりわけ先住民族を...