エッセイ– category –
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ヤウンモシㇼ(北海道島)の森林とアイヌ民族の資源権─国有林・御料林による資源収奪と森林鉄道の役割─
上村 英明 森・川・海アイヌ先住権研究プロジェクト代表/市民外交センター 『恵泉女学園大学紀要』第34・35号合併号(2024年2月)に掲載された論文を大学の許可を得て本サイトでもご紹介します。 詳細・PDF(恵泉女学園大学リボジトリ) 【はじめに:「... -
幕別町『忠類地域読本』に「むっ?」
平田剛士 フリーランス記者 「森・川・海のアイヌ先住権研究プロジェクト」副代表でウラカウンクルの八重樫志仁さんが2月、「これ、どう思います?」と、和人の私に一冊の本を開いて見せてくれました。ページには、こう書いてあります。 〈忠類地域には... -
動画つきエッセイ「森・川・海のアイヌ先住権を見える化する」
さっぽろ自由学校「遊」2023前期講座 先住民族の森川海に関する権利ヤウンモシリ(北海道)の森林とアイヌ民族・第5回「森・川・海のアイヌ先住権を可視化する」(2023年9月4日)スピーチ予稿 https://youtu.be/Br-R2CvoOzo?si=AhSoBq5fAqDhUOIf 平田剛... -
アイヌ語の表記について
平田剛士 フリーランス記者 世界の言語の多くがそうであるように、アイヌ語は独自の文字を持たない言葉です。そこで現代では、テキストで表現する場合はもっぱら、似た発音のローマ文字やカタカナ文字で表記され、読み伝えられています。たとえば知里幸恵... -
ヤウンモシㇼ/北海道島の人口変化
平田剛士 フリーランス記者 19世紀から20世紀にかけて、ヤウンモシㇼ/北海道島で起きた最大の環境変化は、「爆発的な人口増加」だったのではないでしょうか。 北海道総合政策部計画局統計課「第130回(令和5年)北海道統計書」1に収録されている北海道人... -
まず、確かめ合いましょう
平田剛士 フリーランス記者 この5月、別々の新聞に掲載された2本のエッセイが、奇しくも同じテーマを扱っていました。ひとつは、小説家の李琴峰さんによる「LGBT迫害から立ち上がる シドニーで見た歴史への敬意」(『朝日新聞』2023年5月12日付け)。も... -
先住権を「見える化」して共有し、世代を繋ぎたい
上村英明 森・川・海のアイヌ先住権研究プロジェクト代表 2023年2月23日、プロジェクト全体会合でのスピーチから。 本日はたくさんの発表の予定があるようですから、短くごあいさつ申し上げたいと思います。お忙しいところ、今日は森川海研究プロジェクト... -
1890年ごろの植物名
平田剛士 フリーランス記者 北海道廳第二部殖民課『北海道殖民地撰定報文』(1891年)※サイト内リンク(図書カード)には、各地の植生が記述されています。植物名は原則として漢字で表示されていますが、「凡例」には、〈植物の名前で読み方の難しい漢字... -
サッポロピリカコタンでイオルの森の整備始まる
吉田浩正 ジャーナリスト 札幌で昨年(2022年)11月からイオルの森づくりが始まった。札幌アイヌ協会が民間の助成を受けて整備を進めている。場所は、札幌駅から直線で南西へ15キロあまり、バスで1時間ほどの小金湯にある札幌市アイヌ文化交流センター・... -
共⽤林野制度の沿⾰と特質—アイヌ共⽤林野の限界と可能性—
2021年6月21日/11月15日、さっぽろ自由学校「遊」オンライン講座「森林の権利とアイヌ民族」でのスピーチから。構成・平田剛士 齋藤 暖生 さいとう・はるお 1978年岩手県生まれ。東京大学大学院農学生命科学研究科附属演習林講師、同演習林・富⼠癒しの...