エッセイ– category –
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エッセイ
ヤウンモシㇼ/北海道島の人口変化
平田剛士 フリーランス記者 19世紀から20世紀にかけて、ヤウンモシㇼ/北海道島で起きた最大の環境変化は、「爆発的な人口増加」だったのではないでしょうか。 北海道総合政策部計画局統計課「第130回(令和5年)北海道統計書」1に収録されている北海道人... -
エッセイ
まず、確かめ合いましょう
平田剛士 フリーランス記者 この5月、別々の新聞に掲載された2本のエッセイが、奇しくも同じテーマを扱っていました。ひとつは、小説家の李琴峰さんによる「LGBT迫害から立ち上がる シドニーで見た歴史への敬意」(『朝日新聞』2023年5月12日付け)。も... -
エッセイ
先住権を「見える化」して共有し、世代を繋ぎたい
上村英明 森・川・海のアイヌ先住権研究プロジェクト代表 2023年2月23日、プロジェクト全体会合でのスピーチから。 本日はたくさんの発表の予定があるようですから、短くごあいさつ申し上げたいと思います。お忙しいところ、今日は森川海研究プロジェクト... -
エッセイ
1890年ごろの植物名
平田剛士 フリーランス記者 北海道廳第二部殖民課『北海道殖民地撰定報文』(1891年)※サイト内リンク(図書カード)には、各地の植生が記述されています。植物名は原則として漢字で表示されていますが、「凡例」には、〈植物の名前で読み方の難しい漢字... -
エッセイ
サッポロピリカコタンでイオルの森の整備始まる
吉田浩正 ジャーナリスト 札幌で昨年(2022年)11月からイオルの森づくりが始まった。札幌アイヌ協会が民間の助成を受けて整備を進めている。場所は、札幌駅から直線で南西へ15キロあまり、バスで1時間ほどの小金湯にある札幌市アイヌ文化交流センター・... -
エッセイ
共⽤林野制度の沿⾰と特質—アイヌ共⽤林野の限界と可能性—
2021年6月21日/11月15日、さっぽろ自由学校「遊」オンライン講座「森林の権利とアイヌ民族」でのスピーチから。構成・平田剛士 齋藤 暖生 さいとう・はるお 1978年岩手県生まれ。東京大学大学院農学生命科学研究科附属演習林講師、同演習林・富⼠癒しの... -
エッセイ
北海道は海浜から「所有化」された—明治初年開拓使土地政策とアイヌ民族—
瀧澤 正 たきざわ・ただし 1943年、北海道岩内町生まれ。山形大学文理学部卒業後、北海道で高校教員となる。2009年、北海道大学大学院文学研究科歴史地域文化学後期博士課程(日本史学)単位取得退学。博士(文学)。構成作品に『おれのウチャシクマ あ... -
エッセイ
1643年の干しサケ
吉田浩正 ジャーナリスト 先住権としてサケ捕獲を認めるよう訴えているラポロアイヌネイションのアシリチェプノミ(新しいサケを迎える儀式)が行われた十勝太(とかちぶと)のことはずっと気になっていた。地名を聞いたり通り過ぎたりしただけで、過去の... -
エッセイ
19世紀末の北海道を可視化する文献紹介 北海道廳殖民部『北海道殖民状況報文』
平田剛士 フリーランス記者 明治2年8月15日(西暦に直すと1869年9月20日)、日本政府は、それまで「蝦夷地(えぞち)」「北蝦夷地(きたえぞち)」と呼んでいた地域に、新しく「北海道(ほっかいどう)」「樺太州(からふとしゅう)」と名前をつけ直し... -
エッセイ
私たちに求められる「同意形成」とは?
2022年4月4日の非公開勉強会での話題提供から。構成・平田剛士 上村英明 市民外交センター 私たちのグループは、「森・川・海のアイヌ先住権研究プロジェクト」を名乗っています。いま、国際的にも国内的にも、研究者による研究行為、とりわけ先住民族を...
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