5月~9月 講座開催中 「先住民族の森川海に関する権利6―自然環境と先住民族の主権をめぐって」

『二つの風の谷 アイヌコタンでの日々』

・『二つの風の谷 アイヌコタンでの日々』
本田優子 著 1997年 筑摩書房
札幌大学でウレシパプロジェクトを開始された本田優子さんが、二風谷で過ごされた日々を綴られています。エッセイのような形で、とても読みやすいです。
エピソードの一つで、観光客の無知な質問に対して、アイヌ民族の方がどう返答されたか、という話が紹介されています。初めて読んだときは、「こんなこと質問する人いるんだ…」と思ったのですが、2024年に二風谷を訪問した際、本田さんのエピソードと同じ質問をされた、と話してくれた方がいました。約27年前の作品と何も状況が変わっていない。これはどうなのか?と強い疑問を個人的に覚えました。(双木麻琴)

  • URLをコピーしました!
もくじ