白老町アイヌ施策推進地域計画から 2023 1/21 地図 アイヌ施策推進法 2023年1月21日2025年5月15日 </noscript><iframe data-src="https://www.google.com/maps/d/embed?mid=1W464Tjo2o4vEl9UqK3D6qKogq97os1Y&ehbc=2E312F" width="640" height="480" class="lazyload" > もくじ白老町計画の「林産物利用特別措置」 下の文章は、白老町アイヌ施策推進地域計画（2021年9月6日変更認定）から抜粋しました。一部改変しています。出典：内閣府ウェブサイト（2023/01/04閲覧） 1 当該事業の必要性等 本町は、北海道の南西部、胆振管内の中央に位置し、東は苫小牧市、西は登別市、北は伊達市及び千歳市に隣接し、南は太平洋に面しており海岸線の延長は28km、水量豊かな河川地域の平野部に市街地が形成されている。北西から北東にかけては山岳地帯で、そのほとんどが支笏洞爺国立公園に属している。森林面積は33,772haで森林率は79%となっており、そのうち約68%が町北部から国立公園を含む国有林で占められている。その他の地域に点在する民有林は9,984haで、約29%に過ぎない。 アイヌの人たちは、伝統儀式に用いるイナウをはじめとする各種の生活用具を、周辺の森林から採集した樹木の枝や幹等の林産物を原料として制作してきた。こうした林産物の採集は、入山や購入に係る手続きの煩雑さから国有林野では行われておらず、専ら民有林で事前に所有者の了承を得たうえで採集が行われてきた。しかしながら、高齢化が進展し、住居から離れた民有林まで林産物を採集に行くことが困難になりつつある中、近隣の国有林野で採集できるようにならないかとの要望が、アイヌの人々から出されていた。今回の共用林野制度の特例措置により、こうした課題を解決し、アイヌ文化の維持及び次世代への承継を図る方針である。 2 当該事業により採集する林産物の種類、使用目的及び概ねの数量 ヤナギ（枝）：イナウの材料、約50本ミズキ（枝）：イナウの材料、約50本キハダ（枝）：イナウの材料、約50本ハシドイ（枝）：イナウの材料、約50本エンジュ（枝）：イナウの材料、約50本アオダモ（枝）：パスイの材料、約50本イタヤカエデ（枝）：パスイの材料、約50本エリマキ（枝）：パスイの材料、約50本イチイ（枝）：パスイの材料、約50本ニワトコ（枝）：パスイの材料、約50本オヒョウ（樹皮）：樹皮衣の材料、約50本シナノキ（樹皮）：樹皮衣の材料、約50本シラカバ（樹皮）：樹皮衣の材料、約50本 3 2の林産物を採集する場所及び管轄する森林管理署の名称 場所：白老町内国有林野管轄：胆振東部森林管理署 4 予定する契約者 白老町 5 予定する共用者 白老町内に居住する者であって、イナウなどの祭事品や伝統工芸品・民具の作成、使用等を通じてアイヌ文化の復興等に資する意向のある者等（個々の共用者は契約時に作成する規約書において記載する） 6 管轄する森林管理署との事前調整状況 8月26日に、白老町から計画の概略を説明し、内容について了解を得ている。 白老町計画の川サケ利用「特別措置」 下の文章は、白老町アイヌ施策推進地域計画（2021年9月6日変更認定）から抜粋しました。一部改変しています。出典：内閣府ウェブサイト（2023/01/04閲覧） 1 当該事業の必要性等 アイヌの人々にとってさけは、カムイチェプ（神の魚）・シペ（主要な食べ物（魚））として、食料としてはもちろん衣服や履物にもなり、アイヌの人々の生活に欠かすことのできない大切な魚であった。さけが遡上する白老川や敷生川、アヨロ川沿いのコタンでは、マレク等を使った漁が行われ、秋にはその年最初に捕れたさけをカムイに捧げる儀式である「ペッカムイノミ（新しいさけを迎える儀式）」が行われていた。 白老町では、こうしたアイヌの人々において受け継がれてきた儀式等を保存・継承し、儀式等に関する知識の普及啓発を行うため、平成元年にペッカムイノミを復活させ、以後、毎年継続して実施している。このペッカムイノミは、毎年9月の第2日曜日に白老川の河川敷で行っており、儀式のほか国指定重要無形民俗文化財であるアイヌ古式舞踊が披露され、町民がアイヌの精神文化に触れる貴重な機会となっているところであり、今後も継続し実施していく方針である。また、平成22年度からは町内小学校と連携し、アイヌ民族の伝統的漁法であるマレク漁を地域の子ども達に体験してもらい、食を通じたアイヌ文化の伝統と命の大切さを学ぶ「川のイオル」を実施してきており、引続きアイヌ文化の伝承と理解の増進を図る方針である。 2 実施主体 一般社団法人白老モシリ（住所：白老郡白老町末広町2丁目6番4号、代表者氏名：加藤忠）白老町 3 採捕の区域 白老町ウヨロ川の新ウヨロ橋から上流3kmまでの区域 4 採捕の期間 10月中旬から11月中旬（30日間） 5 採捕する水産動物の種類及び数量 さけ100尾 6 使用漁具 種類規模数漁法マレク長さ2m3かぎ漁ラオマップ縦0.67m、横2.8m、高さ0.67m1やな漁流し網長さ4.5m、高さ1.2m、網目71.5mm1流し網漁 7 採捕従事者加藤忠（採捕責任者）ほか数名程度白老町長（採捕責任者）が別に定める者（数名程度） 8 使用船舶 なし 9 （一社）胆振管内さけます増殖事業協会との事前調整状況 11月4日に計画の概略を説明し、内容について了承を得ている。 地図 アイヌ施策推進法 URLをコピーしました！
